砂時計
「海っ!! 走って!」




樹夏ちゃんの叫び声を聞いて



気を取り戻す。



ふと見ると


私が来た道が消えて薄れていくのが分かる。



帰れなくなるっ!



「でも私っ……!!」



「いいから行って!!」






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