砂時計
「樹夏ちゃんっ!!」


「海……っ! 落ち着いて!!」




「落ち着ける訳ないよっ! だって樹夏ちゃんはっ……」






パンッ!!






すごく鈍い音が病室にこだました。



痛いっ……



「痛っ!! 何するのよっ!」


睨む。


私を叩いた人を。

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