砂時計
「また会いたい……」



「やっと正気に戻った。海はいつもの海でいてよ」




「うん」



「今度連れて行ってやるよ。樹夏のお墓に……」



「ありがと」




ニコッと笑う。



「ねぇ……樹夏ちゃんは何でレオ君よりも幼いの?」



ずっと聞きたかった。


ホントの事。



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