砂時計
「あなたの名前は……? なんて言うの?」




「俺……? レオ」



れお?


「日本人?」



「いや、スウェーデンとのハーフ」




やっぱり……。


この瞳の色と髪の色。



「綺麗な髪の色……。


金っていうよりも……赤みのある色?




それに瞳の色!!

ライトブルーって言うのかしら?」




「……うみ!!」



いきなりその男の子は目に涙をためた。
< 292 / 356 >

この作品をシェア

pagetop