砂時計
「前見てなくて……。私の不注意なんです」



「ううん。私だって悪いの」




目の前の子は髪の長い女の子だった。



私と同じくらい???






タッタッタッ




足音が聞こえる。



もしかして追いかけて……?







私は逃げ出した。



あの場から早く出たかった。




きっと返事は



『NO』だから。



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