砂時計
「レオ君……」



「ごめん。


まだ海にも言えない」





あれからレオ君は様子がおかしい。



あれから……





レオ君の家に行ってから。



帰りは普通だったのに。




別れた後



レオ君は私の病室に戻ってきた。




なぜ???






私を抱きしめて



男の子なのに




泣いていた。
< 308 / 356 >

この作品をシェア

pagetop