砂時計
真剣な顔つきになる。


「そっか~! 分かった。じゃあ何がいい?」




「……勉強」



「いきなりどうしたのっ?」


「勉強・・・…教えて? お願いっ!! 私、10歳から学校行ってなくて……」



少し間が空いて、リオちゃんの口が開く。


「……海の役にたてるなら。やる!」


「ホントっ?!」




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