激甘カレは超セレブ
セレブレベル 1-①
「うがぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
「五月蝿いよ、るい。」
久しぶりに定時にあがれたあたしは、またもや親友香里と行きつけの居酒屋に来ている。
「お待たせ致しました~!」
大学生っぽい可愛い店員さんが、眩しすぎる笑顔を振り撒きながらジョッキを運んできた。
「お、仕事が早いね!さすが若いオナゴは違うさ。」
「ありがとうございます!」
若さを垂れ流してまたキッチンへと去っていく彼女。
「とりあえず、お疲れ~っ!」
白目むいてる香里を横目に、ジョッキを前に差し出して持ち上げる。
金色の液体を一気に流し込んで、カラカラになった喉と全身を潤す。
ぷはーっ
仕事終わりのビールはサイコ~っ♪
ビバ!OL!
バンザイ!アラサー!!
てやんでい、こんちくしょうめ!