激甘カレは超セレブ
「薔薇色乙女はいいから、何があったの。早く吐きなさい。」
いい加減ご立腹の香里に、午後の出来事を話す覚悟を決めた。
「実は、さ………?」
2度もおきたダンボール事件の事を話した。
ビーちゃんの事とか。
北海道土産の熊さんの事とか。
今日は会社に置いてきちゃったから、明日は連れて帰ってビーちゃんのもげた首を直してあげなくちゃ。
「………アンタ偉いことになったねぇ。」
「ね?最悪でしょ?首もげたんだよ?可愛そうに。それにビーちゃんはにゃんこなのにさ、間違えられてばっかりでさ。」
「いや、そこじゃないから。」
「うへ?違うの?」
「真面目に話なさい。るいから飲みに誘うなんて、相談あるんでしょ?」
「………うん。まぁ…。」
ごもっともです。
と、肩を竦めるあたし。
香里はエスパーだからね。