幼なじみはお姫様
16歳の王女様





「礼羽さま」

「やめて、様付けは!」

「ですが……」

「「私は召し使いですので」」


俺の声と、彼女の声が被る。


「そんなこと……何百回、何千回と聞いてるんだから、言わなくてもわかってるよ…!!」


悲しそうな瞳を、少し潤ませながら、俺を見るこの少女は……



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