幼なじみはお姫様



「王女なんかじゃなかったら…凜夜も名前で呼んでくれたのかな…?」

「…そうかも知れませんね」

「………なーんて!考えても仕方ないよねぇ!」


そんな笑顔、作り物だってバレバレなのに。
俺は彼女に近寄ると、俺の手で彼女の頬に触れた。

俺より背の小さい彼女は、俺を見上げる。

……なんでお前赤くなってんの…


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