毒舌メイド 【完】




おばあちゃんがいて、私には暴力や暴言を浴びせられる毎日。


そんな、ある日のことだった。

――――――――
―――――…



「しゅ、駿! 何その髪は!!」


「金髪に決まってるだろ。見えねーのかよ?」


駿は舌打ちをして、お母さんをギロリと睨んだ。


今まで優等生だったそれは微塵も無く、コンビニの前に居る不良みたいだ。


あまりの変わり様に、私は思わず唖然としてしまった。


お母さんはしばらく驚きで固まっていたけど、唖然とする私を見つけて怒鳴り始める。


「真桜!! あなた、駿に何したの!?」


「……何もするわけないじゃん」



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