毒舌メイド 【完】




潰れるんじゃないかってくらい強く。


消えてしまわないように――……


「う……く、くるし……」


「あっ! 水城、ごめん!!」


自分のした行動に驚いて、水城から離れる。


また何か言われるんじゃないかと、思わず身構えた。


水城は口を開いて――……


「その……さ。“水城”って、やめてくれない?」


「…………は?」


水城は、唖然とする俺を見て言う。



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