毒舌メイド 【完】
深~いため息が出まくり。
ついでに、冷たい視線を、仮にもご主人様に向けまくりの私。
建物の中に入ると―――・・・
「なにこれ。」
鏡ばかりの、世界だった―――・・・
「これは・・・・・・壁が鏡でできた、迷路みたいなやつだよ。」
「・・・ふぅ~ん。」
私は、悠馬の説明に、頷く。
「・・・・・・どっちに進むの?」
「え!? えー・・・・・っと、どっちでもいいんじゃねーの?」
ここまで連れてきておいて・・・・・・。