毒舌メイド 【完】
「とにかく、寝ろ。本は、没収だから。」
「・・・えぇ~っ!」
「『えぇ~っ!』じゃねーよ。ホラ、主人命令!」
ちょっと、ふてくされたように部屋に戻って行く、真桜。
あ~、気が狂うんだけど・・・。
真桜が、ちょっと子供に退化してる・・・。
「真桜、ホラ、これ。」
タオルを濡らして、額に乗せる。
「・・・ん。ありがと、悠馬。」
な、ななな、なんだこの、柔らかい笑顔!!
コイツ、真桜か!? それとも、よく似た宇宙人か!?
これは、ホラーだ!! オカルトだ!!
マジで、恐い・・・。真桜が笑うとか、嬉しいけど恐怖だ・・・。