毒舌メイド 【完】
「駿。お前ってさぁ・・・サンタクロースって、信じるか?」
「・・・・・・・・・。」
急に押し黙る、駿。
営業スマイルで、俺に言った。
「・・・はい?」
「ったく。だーかーらー! お前、サンタ信じるか?」
「・・・・・・。」
駿は、目を泳がせて、
「っわ、笑うなよ。」
この一言で、もう一目瞭然。
「サンタ、信じてるんだ? っぷ。あはは! 駿が? マジで? ありえねー!!」
「っく・・・!! う、うるせーな。黙れよ、この馬鹿!!」
と、真桜と同じように部屋を出て行った。
さすが双子。普段似てないけど、こうしてみると、結構似てるものだな。