毒舌メイド 【完】
「さてと。どーすっかなー・・・。」
あんな可愛い所を、双子2人に見せてもらってしまったら、クリスマスパーティでもしてしまいたくなる。
でも、2人はそんなことしても、無表情で「ありがとう」くらいだろうし・・・。
――― ピーンポーン
真桜が出るだろう。きっと、誰かが出るだろう。そう思って、ボーッとする。
――― ピーンポーン
「・・・。」
――― ピーンポーン。ピーンポーン。ピーンポーン・・・
「あー!! っるせーな!」
俺は、玄関まで早歩きで行って、荒々しくドアを開く。
「こんにちは! 真桜ちゃん、いますか~?」
古森サヤ。
「たぶん、居ない。終わりか? じゃあ「ちょ、待ってよ!!」