毒舌メイド 【完】
「・・・あ、ゴメン。」
「いや、別にいいけど・・・早くね?」
「そう? 私、待つのも待たせるのも嫌いなの。」
キッチリしてんなー・・・。
真桜は買ったものをレジに置いて、お金を置いた。
「早くね?」
「ん? 何が? 別に、計算したし。」
すご! なんだコイツ。ロボットか!?
店員も、驚いたようにお金を見る。
・・・どうやら、合ってたらしい。
「あ、ありがとうございました。またお越しください。」
店員はそう言って、袋を真桜に渡す。
真桜はそれを受け取って、何も言わずに店の外へと歩いて行った。
え、なんか、冷たくね?