毒舌メイド 【完】
「・・・何?」
「・・・何でもない! ら、来年に言う!!」
呆れた顔をして、真桜はクスッと笑った。
「絶対、言ってよね。じゃないと―――」
俺は、真桜のその言葉に、自然と笑顔になる。
お馴染みのその言葉。
来年までに、勇気をたくさん、俺に下さい神様。・・・いや、サンタさんでもいい。
じゃないと俺・・・。
メイドが言った通りに、なっちゃうし。
『絶対、言ってよね。じゃないと、地獄に落としますよ? 悠馬様。』