毒舌メイド 【完】
「あ、ごめんなさ~い!」
腰を抑えながらヒョコヒョコ歩く。
・・・って、お前はお年寄りか!! と、言いたくなる格好。
ツッコミどころ、満載。
先生が教室を出ると、質問攻め。
「そのメガネ、可愛いね!」
「あっ、そう? ありがとう!」
「美音ちゃんって、呼んでもいい?」
「全然いいよ! むしろ、そう呼んでくれた方が嬉しい!」
・・・すごっ!
何だ、あの席の人だかり。
真桜が座ってる時は、全然出来たこと無いぞ?
授業開始の鐘で、慌てて席に着くクラスメイト達。
「よし。・・・ん? 水城の席に、誰かいるな?」
「あっ、はい! 東城美音です!」
元気な挨拶、ありがとー。