毒舌メイド 【完】
「・・・うん。ま、真桜が言うんだから、そう、だ、よな・・・。」
単純バカ。
「嘘だよ。」
すると、悠馬がショックを受けたような顔をした。
・・・何? 今度は。
「さ、さっきの告白も・・・嘘なのか?」
この、ヘタレ男ーーーーーーッ!!
お前は、恋する乙女かっ!? 純情乙女かっ!?
っていうか、男のくせに目をうるうるさせないでよっ!
本当に、アンタ男なわけーッ!?
「・・・・・・。」
冷た~い目線を、ビシバシ当てる私。
「・・・ヘタレ男に、特別に教えてあげる。」
「・・・ん? な、なんだ?」
ヘタレ男、顔を上げた。