毒舌メイド 【完】
「かしこまりました。少々お待ちください」
おっ、マジで言うこと聞くぞ。
ちょっと感動しつつ、自分の仕事に取り掛かった。
親父に頼まれた仕事で……でも大したことない。雑用みたいなもの。
それに少し終わりが見え始めていた時。
……水城が俺の部屋を出て行ってから数分。
『失礼します』
ドアの向こうから声が聞こえたと思ったら……
―― バターンッ
うわっ!
なんだ、コイツ。すごいイライラしてるぞ。