毒舌メイド 【完】





「・・・気が合うね。2人とも。」




真桜も、同じことを考えていたらしい・・・。




「・・・でも、私たちの方が気が合う。」




真桜はそう言って、俺の手を取った。




・・・つまり、手を繋いだ。




ボンッと、効果音がつくくらい、真っ赤になる俺。




「のろけですかぁ?」




丹沢椎奈が真桜に、ちょっかいを出す。




「・・・・・・ううん。自慢。」




・・・うん。俺的には、どっちでもいーよ。




「しかし・・・毒舌の真桜がなぁ・・・。丸くなったな。」




「うるさいな、レオ。黙れ。」




「・・・少し。」




レオ、俺と同じこと言ったな・・・。




「行こう、悠馬。2人は、付き合ってるんだってさ。」




「え、そうなのか?」




丹沢椎奈とレオは、顔を真っ赤にして。



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