毒舌メイド 【完】
~Yuuma~side
「こ、恐かったー……」
俺は自分の部屋で、ぐったりと椅子に座った。
そのすぐ近くでは、レオが慣れない様子で座っていた。
まあ、レオは執事だけど、この部屋に来たことはなかったしな。
「確かに、サクラは怖かった……」
あのあとの居残りは、地獄みたいだった。
あー、どっと疲れが……。
「……成本の部屋、俺の部屋の3倍以上はあるぞ…」
「そうか?」
俺はそう言って、椅子に座ってくつろぐ。