毒舌メイド 【完】
レオはおもむろにそう言って、手帳を取り出し何かを書き始める。
「あ、私も以前からそう思ってました。やっぱりコーヒーなので、ケーキとか……」
そう言ってレオに近づく水城。
2人で1つの小さい手帳を見ているせいか、顔と顔は自然と近く――……
―― ダンッ
思い切り机を叩く。
「んなこと後にしろよ!」
そう言ってからハッとして2人を見た。
驚いている2人から気まずく目を逸らす。
「……悪い。ちょっと、カッとなった」