毒舌メイド 【完】
レオも反射的に、俺のあとに付いてくる。
……客なら大人しく座ってろよ。と思いながら、ドアを開いた。
―― ガチャ…
「……誰?」
俺は目の前に立つ男にそう言った。
執事……みたいだけど、金髪に染めてるみたいだぞ?
ピアスも付けてるし、何となく不良っぽい。
けど、親しみやすいような優しい雰囲気が漂う。
……変な不良。
いや、不良じゃないのか……?
そこまで考えてから、ハッとした。