毒舌メイド 【完】
「レオ、目が悪いんじゃないの」
私はそう言ってレオを睨みつける。
レオは困ったように笑った。
「お前、真桜になにかしたら許さねぇぞ?」
駿がギロリと睨みつける。
「じゃ、じゃーな、サクラ! 今度暇だったら、俺の友達紹介する!」
レオ、さよなら。
命が惜しければ、もう駿には近づかないことをお勧めしよう。
レオが文化祭の準備をしに行ったのを見て、私は駿に言う。
「駿、みんな文化祭の準備してるよ。暇なら手伝えば?」
「嫌だ。面倒だし……っつーか、真桜が手伝え」
「本読むので忙しい」