毒舌メイド 【完】


~Mao~side




屋上で成本と話すつもりだったのに……


「……なんで、保健室で話すの?」


何故か成本は、屋上に来た途端に私の手首を掴んだ。


そして、有無も言わせず私をここまで連れてきた。


身の危険が感じなくもない。


「だってさ……」


と、成本の手が私の頬に触れた。


何故か心臓がソワソワしだして、落ち着かない。


成本。と名前を呼ぼうとした瞬間――……



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