200歳の孤独なヴァンパイア





(はあ…)



あたしはセンパイの彼女でもなく友達でもない。




ただのファンということだ。



あたしの前をセンパイが通りすぎるだけでドキドキが凄いのに

あの美人の先輩は手まで繋いでいる。



すごい…



あれが本気の恋愛ってものなんだろうな…




「羽月!今日のセンパイはどうだった~?」



「うん、めちゃめちゃかっこよかった~」



センパイとあたしは学校内のコースが違かった。



センパイはスポーツコース。



あたしは学業コース。



だからあたしが授業を終えるのとセンパイが部活を終える時間が重なるのだ。



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