200歳の孤独なヴァンパイア
あたしは頭が混乱していた。
センパイ達は2年前から付き合っている。
気が付かないわけがないし 噂でも聞いたはすだ。
なんで…?
「羽月?どーした?」
「ううん。…なんか贅沢だなって。」
「たしかにね~あんな完璧な人がいるにも関わらず浮気するなんてね~」
浮気かあ…
あの二人は 本気の恋愛をしていて誰も邪魔ができない。
そんなふうに思っていた。
そしてそんな恋愛に憧れてたのに…浮気だなんて…。
あたしは憧れていた恋愛像が崩れていくと同時に 大倉センパイへの憧れも薄れていった。
彼女が浮気してるかもしれないのに なにも言えないなんて。
センパイがそんなヘタレだと思わなかった…