海愛
涙依はモテる。

おもしろいし・・・。

実は 涙依の前の席の女子も
涙依のことが好きだ。

ある時間・・・。

(あいつ、なれなれしく涙依と喋りやがって・・・。)

その時間、私はすんごく機嫌が悪かった。

ちょうど涙依にカラカわれていたから

機嫌が悪いのはそのせいだと周囲は思っていたみたいだ。

ある日、同じクラスの女子の元気がない。

「どうしたのかね~??」
私はその子のことがあまり好きじゃなかったが

気になる。
涙依も気になってたみたいだ。

「絶対嫉妬だな。」
私がいった。

「なんでそんなこと分かる?」
そりゃ、同じ女だからね・・・。

「なんとなく!!」

「じゃあ、おまえがあの時機嫌悪かったのも、嫉妬しとったもんで?」

「そうなんじゃない?」

あんたに嫉妬してたんだよ!!

と言いたかった。
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