LOVEVOISE
屋上のドアを開けると春の暖かい風が吹いていた
「っん!!ん~!!」
あっ、忘れてた
あたしは紗希の口に押さえてた手を離した
「もー!!愛の馬鹿!!」
「馬鹿は紗希じゃん!!あたしは普通科なんだから、ばれたらヤバいの!!」
「そうだね…ごめんね…でも、なんで芸能界に来なかったの?」
「いやだよ!!あんな狭苦しい教室!!紗希と同じなのは嬉しいけど、自由でいたいんだよね」
「愛…」