Thriller






真は後ろに下がりながら、徐々に気付いていた。






後ろには行き止まりがあるということを。そう思いながらも着々と地球人達は真のもとへ忍び寄る。






「ねぇ、もう止めようよ。僕たちに感謝の気持ちがあるんなら そんな事しない方が良いって判らないの?」






真は叫んだ。今の発言で火が付いたのか、地球人達は地面の石を再び真目掛けて投げてきた。






「はぁ、お前に感謝だと?どうせお前は何もしないでポケーってしてただけだろが。」






地球人達の底知れぬ意地の強さに圧巻だった。真はその場に座りこんだ。






< 11 / 13 >

この作品をシェア

pagetop