*あおいきといき*
今目の前では私が経験したことがない事が起こってる。


なんだろう…?
今同じ場所にいるのに、
すごく近くにいるのに2人と
距離を感じずにはいられない。

彼らと私の間に透明な壁が
立っているよう。

向こうが見えるのに
壁が邪魔して決して向こう側にはいけないの。


あぁ…。
すごく2人が光って見える。
眩しくて眩しくて
見るのが辛いぐらいだ。



ねぇ…
山中さん、撫でられるって
どんな気持ち?

いつか私にも分かる時が
来るのかな…?


そんな時

『おーーーい!!!
2人ともいなくなるなっての。

てかおいっ!!
晴斗お前何詩織ちゃん
泣かしてんだよ?』


富口君が叫びながら
こちらに向かって走ってくる





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