*あおいきといき*
ハァー…
何やってんだこの人は?
なんかもう呆れて文句を
言う気にもなれないや…。


『あ…ヤベ……
竹内さん本当ごめん。
せっかく書いたの台無しに
しちまった…。』


今の高橋君は
すごく弱々しくてまるで
飼い主に怒られたワンコのように
シュン…。としている。



『晴斗しょうがないよ?
悪気があってやった事じゃ
ないしさ!竹内さんだって
そう思うよね?』


『そっそうだな!
晴斗そんな気にすんなって。
なっ竹内さん…?』



そんな高橋君を見て
いられなかったのかすかさず
フォローをいれる2人。


ハァー…
「別に怒ってないですよ?
怒ったってレポートが直る
わけでもないですし。
それより早く机綺麗にして
やり直しましょう??」

そう言って軽く笑ってみせた。

私のその表情に安心したのか
2人は頑張ろう!なんて
言いながら作業を開始した。




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