*あおいきといき*
「ごめん。
別にバカにしてないよ。

でも高橋君と友達にならない。私は1人が好きなの。
だから友達とかいらない。

前にも言ったけど
他をあたってくれるかな?」


するとすぐに

『嫌だ。絶対嫌!!
俺は友達になれれば
誰でも良いとかって気持ちで
竹内さんに友達になってほしいって言ってるわけじゃない。

竹内さんだから!
竹内さんだから友達になりたいと思った。』



ハァー…
なんでそんなに
私にこだわるの?
意味が分からない…

「とりあえず、
私は友達になる気なんて
全くないから。」


『俺だってこのまま
引き下がるつもりないよ?
俺案外しつこい男だからさ。』
そう言ってフッと笑う。


私だって粘り強いんだから!

「ならないから。」

『いや、なる。』

「ならない。」

『なる。』

「ならない。」

『なる。』

「なる。」

『ならない。』

「…うん。
じゃあならない。」


彼はまんまと私の作戦に
引っ掛かった。


『ておい!
竹内さんそれ卑怯だぞ?
今のは無しだっなし!!』

慌ててそう言う彼。


「高橋君、一度言った事を
曲げる気なの?
そういうの幻滅するんだけど」




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