金髪俺様総長×赤髪最強総長



「笑っちゃうよね。相手100人以上いんのによ。」


全然、笑えないよ…


それって、和紀が雅明の事を…



「大切だって、思ってたんだよ。」



「?大切??」



雅明には、それがわかってるでしょ?



「だから雅明は、紅虎に入ったんでしょ…?」



雅明は、驚いたように目を見開く。



また、沈黙が続く。



「…ほんと、心読まれてるって感じ…。」



ようやく、私の目を見る。


「…もちろん、和紀は負けたよ?でも………」



「すっげぇ、かっこよかったんだよ。」


「どーでもいい奴に、命懸けてて。」



フッ


思わず笑みを零す。



「そんで俺は、紅虎に入ったわけだよ。」



「…けど………、」
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