金髪俺様総長×赤髪最強総長



佐々木の指差す方向を見る。



そこには、


「…雅明…」



傷だらけで、絆創膏や包帯だらけの雅明が、ソファに寝ていた。



一歩一歩、ソファに向かって足を進める。



「雅明?」



哲平の声にも、



「…………。」



返事はない。




っくそ……




「雅明さぁぁぁぁん!」



光弘が泣き付く。



遅かったのか…。




動かない雅明にみんなが抱き着く。




俺が…、俺が早く気付いてやれば…。



こんな事にはならなかったのに…



後悔ばかりが押し上げてくる。





ちくしょー…
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