金髪俺様総長×赤髪最強総長
「だって、病院行くほどたいした怪我じゃなかったから。」
ハァ?!
たいした怪我じゃなかったって、病院連れてけよ!!
それに、そんな事、おめぇが判断しちゃだめだろ!
心の中でするどいつっこみ。
「なんで、たいした怪我じゃないってわかったんだよ?」
俺の質問に答えたのは、佐々木ではなく、
「そりゃぁ、愛華にとっちゃぁ朝飯前ってところだろ?」
真吾で。
朝飯前??
そういや、こいつら前から知り合いなんだっけ?
「そうだよー♪あたし天才だから♪♪」
佐々木も佐々木で馬鹿やってっし…
「…どういう意味だよ…」
ムカつく。
俺が知らないのに、真吾が知ってるなんて。
そんな俺に気付いたのか、光弘が
「姉さんは、親が超有名な医者なんスよ。その影響でって訳っス。」
親って、あの母親か??