金髪俺様総長×赤髪最強総長
つうか、雅明が抜けたって、何も変わらねぇし。
白龍が怨んでるのは俺だろ?
「…なぁ」
今度は俺が口を開く。
「俺らって、そんなもんだったんか?」
「…………」
俺の質問に答えない雅明にイライラする。
「そんな事で終わりにして、雅明はいいんかよ??」
心の中では、『冗談だよー♪』とか『いいわけないじゃん☆』とか期待していたのだろう。
でも、雅明は
「…あぁ。」
確かに、そう言った。
ハッ
俺だけ意味なく頑張って、雅明は簡単に抜けちまうんだな?
そして、
俺の中で、
何かが切れた―…
「俺と、タイマンはれや。」
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