金髪俺様総長×赤髪最強総長
殴ってきた雅明の拳を止める。
喧嘩をしていて、初めて思った―…。
俺は今、なんの為に殴っているんだ??
そういえば…、
こんな事、佐々木にも言われたな…。
俺が、公園に向かっている時。
佐々木はこう言った。
“殴り合いは、何かを守る時だけにしな。
プライドとか、地位とかそうゆうんじゃない、
もっと、大切な物を守る為だけに。
意味なく殴ったって、何も残らないよ。”
あの時は、知ったかかよ、って思った。
けど…、ちゃんと意味のこもった言葉だったんだ。