嗤う布団
シーツに描いたものが、簡素な図形から変化してしまっているのを、目の端に捉える。
布団はやはり結界だったらしい。
円にしてはならなかったのだ。
そして、強く意識をしてもならなかったのだ。
恐怖という強い思考で、脳内を満たしては、ならなかったのだ。
結界と頑なに信じたものが反転し、己の恐怖が、喚び寄せてしまうから。
しでかしてしまったらしい過ちに、後悔の念が湧き上がった刹那。
布団の中心から何かが、私の背を押し上げ、ぐふりと嗤った。
了
< 10 / 10 >
この作家の他の作品
表紙を見る
「ウゼェ」
確かにヤツはそう言った
ハズなのに……
ヤツの腕が私を捕らえる。
「ちょっ……何すんの!!」
抵抗も反論も許されない。
「黙れ」
その低音ヴォイスが
私の心と体に絡み付く。
☆★☆★☆★☆
生徒会長の秘密
ヤツの本性
知ってしまったらもう
抜け出せない。
☆★☆★☆★☆
※ジレジレ注意※
展開も更新もジレジレ
表紙を見る
────────
退屈なこの町
日常
世界
撃鉄をおこし
今
引き金を引け
────────
start 2009.6.15
end 2009.7.18
加筆修正開始 2012.12.27
※この物語は
フィクションです。
現実には
一切関係ありません
表紙を見る
──────────
†ラビリンス[迷宮]†
──────────
世が世なら、
時が時なら、
違う出逢いがあった、
だろうか……
──────────
2009.8.17~亀更新中
☆異世界トリップ
王道冒険ファンタジー☆
この作品を見ている人にオススメ
読み込み中…