愛す、ということ
あんまり洋服に興味の無いあたしに、優斗は二枚の服を持って来た。
「これどう!?似合いそーぢゃね?」
満面の笑みで持って来たのは、ピンクの花柄のワンピースとファーの付いたコートだった。
「こんな可愛いの、あたしには似合わないよ」
「んな事ねぇって!!とりあいず試着してみろよっ♪」
「…………分かった」
せっかく持って来てくれたから、あたしはそれを受け取り、試着室に向かった。
受け取った服を来て、あたしはカーテンを開けた。
「似合ってんぢゃん」
優斗はそう言って優しく微笑んだ。
あたしは一先ず服を脱ぎ、レジに持って行った。