愛す、ということ
「ねぇ?一人?俺らと遊ばねぇ?」
「一人ぢゃない。遊ばないから早くどっかに行って。」
「いーぢゃん♪楽しーから行こーぜっ」
そう言うと、三人のうちの一人があたしに肩を組んできた。
「やめてっ!!」
男たちは、あたしの言葉を無視して歩き始めた。
「離してよっ!!」
離そうとするのに力が強すぎて離れない。
すると、
「俺の彼女に何の用?遊びに行くなら俺も連れてってよ」
優斗があたしと男の肩を離してくれた。
ニッコリと笑って言ったけど、目は笑ってなかった。
初めて優斗の事を怖いと思った。