愛す、ということ
大好き
優斗と付き合うようになってから1ヶ月が経った。
他所のカップルがどんな付き合いをしてるか知らないけど、普通にうまくいってると思う。
朝、優斗を起こして、学校へ行くのを見送って夜ご飯は必ず一緒に食べて、優斗は今日学校であった事を話してくれる。
そんなありふれた毎日が続いていた。
ごく普通の毎日でも、幸せだった。
今までに感じたことがないぐらい、幸せだった。
病気の事はまだ言えてない。
優斗は一度、大切な人を失っている。
大切な人が居なくなる恐怖を知っている。
またあの頃のような辛い思いを、させたくない。
でも、やっぱり離れたくないよ…
そばにいたい。