三度目のキスをしたらサヨナラ
次にルールを提案したのは私だった。
「あと……私からもひとつあるんだけど、いい?」
「なに?」
「キスは、あと1回か……多くても2回までにしたいんだけど」
「いいけど……どうして?」
「いくらゲームでも、そんなに何度もキスしちゃうと情が移るかも知れないから」
彼は箸でつまんだ白菜の漬物を口に放り込みながら、小声で「そうかぁ……」と呟いた。
「ほら、後々面倒になるようなことは避けたいじゃない?」
私は慌てた。
まるで自分が彼を意識しているみたいで、イヤだった。
「分かったよ、じゃあ、昨日のキスを合わせて、三度目のキスをしたらゲームオーバーにしよう」
「うん」
「でも、昨日のキスは……引き分けにするとして……残りが1勝1敗になったときはどうする?」
「そのときは……」
「延長戦あり?」
「……じゃあ、引き分けのときだけ」
「了解!」
こうして、新しいルールが追加された。
「あと……私からもひとつあるんだけど、いい?」
「なに?」
「キスは、あと1回か……多くても2回までにしたいんだけど」
「いいけど……どうして?」
「いくらゲームでも、そんなに何度もキスしちゃうと情が移るかも知れないから」
彼は箸でつまんだ白菜の漬物を口に放り込みながら、小声で「そうかぁ……」と呟いた。
「ほら、後々面倒になるようなことは避けたいじゃない?」
私は慌てた。
まるで自分が彼を意識しているみたいで、イヤだった。
「分かったよ、じゃあ、昨日のキスを合わせて、三度目のキスをしたらゲームオーバーにしよう」
「うん」
「でも、昨日のキスは……引き分けにするとして……残りが1勝1敗になったときはどうする?」
「そのときは……」
「延長戦あり?」
「……じゃあ、引き分けのときだけ」
「了解!」
こうして、新しいルールが追加された。