移り変わる季節とともに
私たちは後ろに人がいたから相性判断機械からジェットコースター前まで移動した。

今はジェットコースターの待ち時間。

今まで黙ってた私たちは目をあわせるなり笑い出した。


「あれ当たってんじゃん!!
 まじうけるんだけど!」

「90%ってとこも最高!」

こんな調子でまた絶叫系を巡りながらはしゃいだ。





薄暗くなってきて園内に閉園アナウンスが響き渡った。

私たちは結局閉園ギリギリまで遊んだ。


家に着く頃には真っ暗だからって奏でが家まで送ってくれた。


「送ってくれてありがとう。
 今日は思ったより...いや久々にあんな楽しい休日過ごしたよ。」

少し照れながらも奏でにお礼を言った。


「俺も!!
 まじ楽しかった!
 また遊ぼうぜ!!!」

また...か。

偽彼女でもまたがあっていいよね。

それに...


「奏とだったらいいよ。
 どこ行っても楽しそうだし。」

「照れるじゃん!!
 じゃ俺帰るから!
 また学校でな~」

奏はそう言って帰っていった。


何が照れるんだろ...

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