風神,雷神を操る者
「ちょっと、何をいってるの!?」
シェーナが俺の前に、立ち塞がる。
「邪魔すんな…」
いつもより低い声でそい言い、シェーナを避けて戦場へ向かおうとする。
「お願いだから、無理しないでッ!あなたが行くならあたしも行く。」
そう言って、強い眼差しを俺に向けた。
その瞳は、透き通った涙が今にでも溢れそうだ。
「わかった…。いつもの“あれ”でいく。いいな…」
「うん。ウェイズ…。」
こうして俺たちは戦場へ向かった。