風神,雷神を操る者
〜ウェイズside〜
じじいにあんなことを言ったけど、さっきから途切れ途切れに幻聴まで聞こえる始末だ。
「ほぉー!すごいね、すごいよウェイズ君。」
バカにするような口調で、ゆっくりと手を叩く。
その後イビルは、信じ固い言葉を言ったんだ…。
「さすが、ウェイル族の生き残り。」
……ウェイル族
その族って、滅びたんじゃ…
「俺が、ウェイル族の生き残り…?」
「そうだよ。ウェ・イ・ズくん。」
ニヤリと不気味に微笑むイビル。