風神,雷神を操る者

〜ウェイズside〜


俺が、両手の親指と中指を交差させると、俺の周りに風が取り巻くように吹いてきた。


『我が獅子奮迅の意気に基づき、ここに風の鎌を現せよ!』


そう叫び、一気に紐を解くように横へ振る!


すると、俺が手の振った方向に鋭い鎌鼬が静かに飛び、シェーナが飛ばした業火の火柱と絡み合った。


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